肌タイプ別紫外線(UVケア) 化粧品の選び方 

この記事を書いた人:イルチ

夏を通してだけでなく、地球温暖化のせいで一年中、紫外線に気が抜ける時はありません。

あなたは、自分の肌タイプに合った適切な紫外線対策をしていますか。
間違った紫外線対策をしていると、肌が炎症を起こしたり、シミなどができやすくなってしまいます。
今回は、肌タイプ別にUVケア化粧品の選び方をご紹介します。

日焼けすると黒くなる派?それとも赤くなる派?

よく白人の人は、日焼けをすると赤くなりやすいですよね。
実は、日本人には日焼けをすると赤くなる人もいれば、黒くなる人もいます。

これは、遺伝的なもの。

サンバーンという肌タイプの人は、元々肌白の人が多く、日焼けをすると赤くなる傾向があります。
肌タイプの特徴としては、肌が白いために紫外線から肌を守る力が弱いです。
また、メラニンを作る能力も高くはないので、日焼けをすると赤く炎症を起こすのです。

反対に、サンタンという肌タイプの人は、元々肌の色が黒めで、日焼けをするとすぐに黒くなる傾向があります。
日焼け後は、サンバーンタイプの人と比べて、赤くなりにくく痛みも少ないです。
しかし、メラニンを生成するので、シミやそばかすができやすいのです。

あなたは、どちらの肌タイプですか。

サンバーンタイプの正しい紫外線対策

サンバーンタイプ、いわゆる日焼けをすると赤くなる肌タイプの人は、紫外線から肌を守る能力が弱いです。
しっかりと紫外線対策をしないと、水ぶくれや皮が剥けてしまうでしょう。

サンバーンタイプの人が、日焼けをすると赤くなるのは、紫外線B波が原因と言われています。
紫外線B波は、肌へのダメージが強く、サンバーンタイプの人のようにメラニン色素の働きが弱いと、炎症を起こしてしまいます。

紫外線B波をブロックするには、日焼け止めのSPFの数値が高い日焼け止めを選びましょう。
普段の生活でも、SPF10-20くらいの日焼け止めを使用している方が無難です。
また、海やプール、山などに行くときは、SPF50の日焼け止めを選びましょう。

どれだけSPFの数値が高い日焼け止めを使っていても、水に浸かったり、汗をかくことで日焼け止めが落ちてしまいます。
そのため、赤く炎症を起こさないようにするためにも、3-4時間ごとに日焼け止めを塗りなおすようにしましょう。
また、鼻やあごの高い位置は多めに塗り、耳も塗り忘れがないようにしておくことがポイントです。

紫外線B波をブロックする日焼け止めは、肌にもダメージを与えることがあります。
なので、塗るときは薄く塗るようにしましょう。
厚く日焼け止めを塗るよりも、こまめに塗りなおすことが大事になってきます。

 

サンタンタイプの正しい紫外線対策

サンタンタイプ、いわゆる日焼けをすると赤くならずに黒くなる人は、サンバーンタイプの人と異なり、痛みも少なく、水ぶくれなどが起きにくいでしょう。
しかし、メラニンを生成することで、シミやそばかすができやすい、ということを覚えておくことが大切です。
紫外線対策をしっかりとすることで、年齢を重ねたときにも、シミやそばかすができにくくなります。

サンタンタイプの人が、日焼けをすると黒くなり、シミやそばかすができやすいのは、紫外線A波が原因と言われています。
紫外線A波は、肌の奥まで入り、メラニン色素を生成させます。
さらに、コラーゲンにまでダメージを与え、しわやたるみを招くことにもなります。

紫外線A波をブロックするには、日焼け止めのPAの数値が高いものを選びましょう。
できれば、普段の生活でもPA++以上がおすすめです。
また、紫外線A波が多くなる5月ごろからは、PA+++以上の高い数値のものを選ぶといいでしょう。

実は、紫外線A波は、曇りの日でも紫外線が強いことがあります。
窓や雲さえも紫外線A波は通してしまうので、曇りの日でも家に一日中いる日でも油断してはいけません。
毎日の紫外線対策がシミやそばかすのない美肌への近道となります。

サンタンタイプの人も、曇りの日でも屋内にいても、3-4時間ごとに日焼け止めを塗り直しましょう。
こまめに塗りなおすことで、紫外線から肌を守ることができます。
また、自宅の窓や車の窓に、UVカットフィルムを貼ったり、UVカットのカーテンをつけたりすることもおすすめです。

紫外線A波をブロックするには、サンバーンタイプの人と同様に、日焼け止めをまずは薄く塗ります。
そして、こまめに重ね塗りをすると、紫外線A波を防ぐことができるでしょう。

sunscreen, UV protection.

いかがでしたか。
日本人の肌タイプは、大きく分けて2種類。
あなたはサンバーンタイプですか。それとも、サンタンタイプですか。
それぞれ特徴が異なるため、選ぶべき日焼け止めや紫外線対策は異なってきます。
あなたの肌タイプに合った日焼け止めを選び、普段の生活からこまめに日焼け止めを塗りなおす癖をつけておきましょう。
そうすることで、炎症を防いだり、シミやそばかすの生成を防ぐこともできます。
あなたの肌を守るのは、あなた次第。
肌が老化しないように、正しい紫外線対策をしましょう。

日焼け止めは紫外線の強い味方だけど時には危険?!

2021年からハワイでは紫外線吸収剤のオキシベンゾンとオクチノキサート(=メトキシケイヒ酸エチルヘキシル)が含まれる日焼け止めの販売を禁止します。これはサンゴ礁への有害性が深刻だと認められたもの。

サンゴ礁だけでなく、我々の身体にもよく無いはず。

そのうちオクチノキサート(=メトキシケイヒ酸エチルヘキシル)は日本製の市販のサンスクリーン製品には良く含有される成分なので注意が必要。

もう10年以上前からイルチを始め、EUのオーガニックコスメメーカーでは紫外線吸収剤の使用をしておりません。それどころか、安全と言われている紫外線散乱剤まで発がん性が否定できないと言われているほど。

メーカーはかなり紫外線の弊害と日焼け止め成分の有害性とのバランスとで悩んでいるのです(真面目なメーカーだけ)

今後はREEF-safe[サンゴ礁に安全]や[REEF-friendly]製品がたくさん出てくることと思います。