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いくらお手入れをしても肌が変わらない、スキンケアアイテムを変えても効果を感じない。こんな方は、インナードライ肌になりつつあるのかもしれません。
肌の表面にスキンケアを重ねても満足できず、皮脂が浮いてベタベタするばかり。「これってオイリー肌かも?」と思っている方ほど、自分の肌内部が乾燥していることに気づけていないことも。
そんなインナードライ予備軍の方に、インナードライになる原因と、自宅で解決できる方法をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
インナードライとはなに?インナードライ予備軍とは?
顔がテカテカしているのに、なんとなく肌がつっぱりを感じる。うるおいが足りていないのかも?そんな方は、オイリー肌ではなく、インナードライ肌かもしれません。
肌の表面に皮脂が浮きやすいため、水分よりも脂分が多いオイリー肌や、部分的に脂っぽくなる混合肌と勘違いしてしまう方も多くいます。ですが、肌につっぱりや違和感があるのは、肌内部が乾燥しているため。
見た目には気づきにくい、肌内部の乾燥肌タイプのことをインナードライ肌と言います。また、トラブルは起きていなくても、肌に違和感を抱いている方ならば、インナードライ予備軍かもしれません。
インナードライと予備軍のチェック方法
乾燥肌は肌表面までも乾燥してしまうため、常にカサカサしたカサつきやかゆみが気になってしまうもの。
オイリー肌は皮脂の分泌が多いため、常に肌がテカテカしてしまいます。メイク崩れや毛穴の開き、ニキビなどのトラブルが起きやすい肌質です。
インナードライ肌は顔表面にはテカリが見えるため、乾燥を感じにくい方が多いでしょう。そのため、まちがったケアを繰り返してしまい、さらに肌の状態を悪化させてしまいます。
洗顔後、20~30分ほど肌を放置し、肌表面に皮脂を感じるのに、突っ張ってしまう方はインナードライ肌です。また、乾燥肌とオイリー肌両方のトラブルが起きてしまうのが、インナードライ肌とその予備軍です。
どうしてインナードライは起きるのか?
インナードライの大きな原因は、肌の洗いすぎにあります。
皮脂が目立ちやすくなるため、ついクレンジングや洗顔に力をいれてしまうことも。過度な洗顔は肌に負担をかけ、お肌の保水力を奪ってしまいます。
自分はオイリー肌と勘違いしたままお手入れをしているため、ますますお肌は乾燥し、肌表面は常にテカっている状態に。お肌の水分と油分のバランスが崩れ、すこやかな肌をキープできなくなります。
下記に当てはまる方は、インナードライ予備軍かもしれません。
・スキンケアは化粧水だけ、油分の入った保湿剤を積極的に使用していない。
・あぶらとり紙をこまめに使用している。
・エアコンをよく使用し、部屋の加湿は気にしていない。
いまは肌の調子が良くても、いずれは肌内部が乾燥し、インナードライ肌になることも。当てはまる方は、洗顔後の肌のつっぱり感や皮脂の浮きを確認してみてください。
インナードライを改善させるためにはどうすればいい?
まずは洗顔方法を見直しましょう。過剰な洗顔は肌内部の乾燥につながるため、下記のことに気をつけてみてください。
・クレンジング量は適量を守ること。多すぎると洗い残しによる肌トラブルが発生し、少なすぎると手の摩擦による刺激が生じます。
・クレンジングはすばやく顔になじませ、すぐに洗い流します。
・洗顔時のお湯はぬるま湯を使用し、洗顔料や石鹸はしっかりと泡立ててから顔に塗布します。
・手でこすらないように優しく、時間をかけて丁寧にすすぎます。
・タオルでこすらず、肌表面の水分だけを吸わせるようにオフします。
洗顔後にはすばやく保湿し、無防備な肌を乾燥した空気にさらさないように気をつけてください。クレンジング剤や洗顔料は肌にとっては強い刺激となるため、アイテム選びも大切です。
植物由来成分が配合されたものや弱アルカリ性洗顔料などに変えるだけで、インナードライ肌を改善させることもできます。
インナードライにならないためにできること
肌を乾燥させないケアによって、インナードライになることを防ぐことができます。改善方法同様、負担のかかる洗顔をおこなわないことが大切です。
さらに、保湿効果を高めるケアが予防につながるため、インナードライ予備軍の方は、ぜひ参考にしてください。
・保湿効果の高い美容液や保湿剤にチェンジする。
・肌をこすらないよう、スキンケアをおこなう。
・あぶらとり紙で脂浮きをオフせず、やわらかいティッシュでオフする。
・食生活や睡眠、ストレス解消などの生活習慣を見直してみる。
肌が新しく生まれ変わるためのサイクル、ターンオーバーが整うことにより、うるおいある肌が生まれ変わりやすくなります。
肌がすこやかさを取り戻せば、肌内部の乾燥が改善され、肌表面のベタつきも解消されるようになるでしょう。
日々の積み重ねが、インナードライを未然に防ぐため、ぜひ今日からできることを始めてみてください。