ハーバリストって何?ハーバリスト物語

この記事を書いた人:イルチ

イルチ化粧品の創業者であるイローナ女史はハーバリストの家系の生まれでした。『ハーバリスト』は日本では聞きなれない言葉ですが、要は薬草に精通している人のことです。ヨーロッパでも近代医学が広まったのは19世紀後半だいわれているので、それ以前はこのハーバリストを中心としたハーブドクターなどがホームドクターとして庶民の人々を支えてきたといえます。

今回はそんなハーバリストの活躍の一コマを物語にしてみました。

ヨーロッパの出来事のようです。晩餐会が開かれることとなりました。さぁ招待客は大騒ぎです。
美を競う晩餐会。失敗は許されません。どうしましょう?
晩餐会まで時間が迫る中、ただ手をこまねいているばかりではいけません。何かせねば!
おやおや、一人の女性が意を決して何処かへ出かけるようです。
こんな人里離れたところに何を探しているのでしょうか?
彼女が探し当てたのは山奥にある古い山小屋。一体ここに何があるというのでしょう?
小屋の中から出てきたのは不思議な女性でしたが、怖くはありません。「ご用件は?」
怪しい小屋の中に通された女性は思わず落ち着きなく部屋を見渡しました。
色々なところから薬草の香りがしています。
寒さと緊張感から解放されて頭がぼんやりとしてきて、ここちよい気分になりました。
ここまでくればあとは専門家に身をゆだねればいいのです。
これで晩餐会への準備は整いました。あとは出陣のみ!ありがとう、ハーバリストさん。頼りにしています!
こうしてヨーロッパの貴婦人たちは晩餐会を楽しみましたとさ、めでたし。めでたし。

今回は晩餐会に向けてのお肌のお手入れのお手伝いの話でしたが、日常に起こるケガや病気など困ることを気軽に相談することが出来る心強い存在だったようです。