毛穴の黒ずみと角栓除去の年齢別セルフケア

この記事を書いた人:イルチ

毛穴の詰まりの犯人「角栓」って・・・

毛穴の悩みはつきないもの。毛穴が開いたり、ぶつぶつしたりしているとメイクのノリも悪くなるし、イヤですよね。

毛穴の悩みの犯人は、「詰まり」です。

コメド(comedo)とも言われる毛穴の「詰まり」のポツポツの正体「角栓」とは一体なんでしょうか?

角栓とは、古くなった角質、皮膚の破片と脂が固まって毛穴に溜まり、詰まってしまった物を指します。

このコメドには、黒い角栓と白い角栓があります。

「黒」は、毛穴が閉じず開きっぱなしのため、外気に触れそれが酸化して黒ずんでしまったもの。

「白」は、毛穴の評判が硬く閉じているので、酸化せずに色がついていないもの。

見た目は、「黒」の方が目立ってしまいますが、毛穴に栓をしてしまっている点では同じく美肌の大敵です。

気になる毛穴の黒ずみやぶつぶつした角栓は、毎日のスキンケアを丁寧にすることで改善していくことが出来ます。

毛穴の悩みの原因と年代別にその対処法についてご紹介します。

【毛穴の黒ずみと角栓が出来てしまう原因】

なぜ毛穴の黒ずみや角栓が出来てしまうのか、その原因から見ていきましょう。

<黒ずみは角栓の酸化>

毛穴の黒いぶつぶつの正体は角栓です。角栓は、

・皮脂

・古い角質

・汚れ

が混ざって出来るとされています。

皮脂が多いだけで出来るものではなくて、角質などと混ざることで作られるので、普通の洗顔ではなかなか落とせません。

・肌の乾燥による過剰な皮脂分泌

・肌のターンオーバーの乱れ

などが原因となって角栓が出来やすくなります。

<開き毛穴>

年齢を重ねてくると段々と肌のハリが失われ、毛穴も広がってたるんできます。

毛穴が開くと汚れがたまりやすく角栓の原因になる他、開いた毛穴の影が黒く見えることもあるのです。

<メラニン毛穴>

若い頃は紫外線をいくら浴びてもシミが出来なかったのは、肌のターンオーバーが正常だったからです。

メラニン色素が作られてもすぐに排出されたので、シミとして残らなかったのです。

しかし年齢を重ねるほどにメラニン色素が排出されなくなり色素が沈着してしまいます。

それがシミとなったり毛穴の黒ずみに見えたりします。ぶつぶつや凹凸はないのに毛穴の黒ずみがある場合は、メラニン毛穴の可能性があります。

毛穴の悩み、年齢別のセルフケア

自分で毛穴のケアをするには、その原因別に正しいケアをしていかなければいけません。

<30代のお肌には>

30代になると20代の頃と比べて肌の乾燥が気になりだしませんか。

乾燥のせいで皮脂が過剰に出てしまっているのかもしれません。皮脂が多いために毛穴が開いてしまっている場合にはまずは徹底した保湿が必要です。

皮脂が多いとそれが古い角質と混ざって角栓を作りますから、角質ケアもしっかりしていきたいですね。

◆正しい洗顔で保湿を徹底する

毛穴の黒ずみを何とかしようとしてゴシゴシ洗顔をするのは逆効果!

必要な皮脂まで落としてしまって肌が乾燥しますし、そのゴシゴシが肌への刺激となり、角質を厚くしてしまう可能性があります。

洗顔はとにかく優しくするのが基本です。

正しい洗顔のポイントは、

1.体温よりも低いぬるま湯で洗うこと

2.泡立てるタイプの洗顔料はたっぷりの泡を作って泡を転がすように洗うこと。

3.すすぎは丁寧に。肌をこすらず、すすぎ残しのないように髪の生え際やフェイスラインもしっかり洗います。

4.タオルで拭くときは水分を吸い取るようにして、こすらないこと。

このポイントを守って洗ってください。

そして洗顔後は間髪おかずに保湿をすることです。

時間が経つほどにどんどん肌の水分が失われていきます。タオルで拭いたら肌の湿り気が残っているうちに化粧水をたっぷりつけて、乳液やクリームなど油分のあるもので蓋をしてください。

◆洗顔では落としきれない角質のケア

肌のターンオーバーを整えて、古い角質がたまらないようにしていくことが大切です。

時には、

・酵素洗顔料

・ピーリング石けん

などを使って、古い角質を落とすケアも取り入れてみましょう。

◆角栓を無理矢理とらないこと

毛穴に詰まった黒いぶつぶつは気になりますが、しょっちゅう毛穴パックを使ったり、ましてや爪で押し出すようなことをしてはいけません。

角栓は正しい洗顔と保湿をしていれば段々気にならなくなるものです。無理に取ると余計に毛穴を広げてしまったり、毛穴に炎症を起こしてしまったりすることもあります。

ここは毛穴を傷めない基本のスキンケアを守り、時間をかけてケアしていくことが大切です。

<40代のお肌には>

40代になると、30代の肌の悩みに加えて、加齢による肌トラブルも増えてきます。

保湿が大事なのは30代も40代も同じですが、肌のハリが失われてたるみも目立つように。また、ターンオーバーの乱れかメラニン色素の沈着も増えてきます。

40代になったら、30代のセルフケアに加えて、以下のケアも行ってみてください。

◆肌のハリをアップさせるエイジングケア

肌のハリがなくなってくると毛穴が開きやすく、汚れがたまったり影が目立つようになります。

また、角栓も出来やすくなるので、肌の弾力をアップさせて毛穴をふっくらさせるとともに、引き締めていくケアが必要です。

肌のハリをアップさせるには、

・コラーゲン

・エラスチン

・ヒアルロン酸

・プラセンタエキス

・フラーレン

・幹細胞エキス

など、保湿効果の高い成分が入ったスキンケア製品を使ってみてください。

◆メラニン色素をためないための美白ケア

40代になるとメラニン色素が出来ても排出しづらく、シミとして沈着してしまう危険性が高くなるので、季節を問わず美白ケアが必要になってきます。

例えば化粧水や美容液に、次のような成分が入っているものを選んでみてください。

・ビタミンC誘導体

・ハイドロキノン

・アルブチン

・コウジ酸

・プラセンタエキス

・エラグ酸

など。

これらは、メラニン色素を作る元となる「チロシナーゼ」という酵素の働きを抑えることで、シミを予防する効果が期待できるものです。

また、ビタミンC誘導体やハイドロキノン、コウジ酸にはメラニンの還元作用によって、出来てしまったシミも薄くする効果が期待できます。

毛穴を詰まらせない予防法

一口に毛穴の黒ずみといっても原因が違います。それぞれの原因、そして自分の肌に合ったスキンケアをしないといつまでも消えません。

しかし、毎日正しいスキンケアを丁寧にしていくことで、肌は必ずこたえてくれます。年齢で諦めることなく、まずは普段スキンケアを見直してみてください。手始めに洗顔の方法を見直すだけでも肌は変わってきます。

そして、同じくらいに残りに大切なのは保湿です。お肌がふっくらすれば毛穴も目立たなくなるのです。